やっとか、という感じです。キヤノンのエントリーデジタル一眼レフカメラを買ったのが2008年の確か夏になる前だったはず。それからもうすぐ4年というところで写真の連番が9999を突破し、ついに1万枚を達成しました。自分の撮影ライフにとっては大きな節目です。この機会に今までの経験から分かったことをまとめてみることにしました。
現在の構成
2012年4月現在、自分は以下のものしか機材を持っていないので、他の機材の事情は知りません。ご了承ください。また、撮影ジャンルは旅行や遊びに出かけたときのスナップが中心です。
- Canon EOS Kiss X2
- Wズームキットレンズ IS付き
- シグマの30mm F1.4 単焦点レンズ
- キヤノンの50mm F1.8 単焦点レンズ
- ニッシンのGN44の外付けフラッシュ
- SLIKの数千円の三脚
- Macbook Pro
- iPhoto '09
- Digital Photo Professional (DPP)
目次
機材について思うこと
- エントリー機種でも何とかなる
- というかX2は名機だった
- 単焦点レンズすごくいい
- レンズ交換はめんどくさい
- サードパーティ製のレンズは調整が必要
- 三脚と外付けフラッシュはすごく便利
- 超広角レンズがほしい
- 7Dか5D Mark IIIがほしい
気付いたこと
- RAWとJPEGの明らかな差
- 連写速度と連続撮影枚数について
- 慣れないうちはTvやAvよりもPモードがいい
- 構図の勉強しなきゃ!
- 現像は予想以上に簡単
Photoshopでもどうにもならなかったこと
- ピンボケはどうにもならない
- ブレた写真もどうにもならない
- 表情を変えるのも無理
- 後から構図を変えることはできない
- 光の当たり方を修正するのは (自分の技術では) 無理
- 白飛び黒潰れは復元できない
最後に
- 写真は楽しい
1. エントリー機種でも何とかなる
他メーカーは分かりませんが、きっと同じだと思います。キヤノンの場合、機能において同時期に出た下位機種が上位機種を上回ることはありませんが、画質はかなり肉薄しています。画像処理エンジンやセンサーは同じものを使っているからだと思います。
2. というかX2は名機だった
この機種からRAWが14bitになり、階調が豊かになりました。キットレンズも優秀で、特に望遠ズームレンズがいいです。測距点も9点あり、連写も秒間3.5コマ撮れます。高画質と高感度のバランスもよく、しかも軽くて小さい。旅行で持ち回す自分にとってはベストな選択でした。
3. 単焦点レンズすごくいい
使えばわかりますよね。ズームできないデメリットよりも、画質の良さの方が上回ります。いつかLな単焦点がほしい…。
4. レンズ交換はめんどくさい
旅先では遠近両用のズームレンズの方がいいかもしれません。よく旅行に出かけるのですが、レンズ交換は面倒くさすぎます。
5. サードパーティ製のレンズは調整が必要
純正でないレンズを買った場合、オートフォーカスの調整はほぼ必須ということも最近レンズを買うようになって知りました。シグマは無料でピント調整してくれるそうで、タイミングを見計らって調整に出そうと思います。
6. 三脚と外付けフラッシュはすごく便利
2009年くらいに初めて花火を撮ったのですが、三脚を低くセットして、座って鑑賞しながら撮影しました。きれいだったー。フラッシュも、暗めの室内で撮っても電気屋さんや晴れの日の屋外にいるときのように明るく撮れて最高でした。
7. 超広角レンズがほしい
旅先で使いたい。ポストカードもいいんですが、やっぱり印象に残った建造物や景色を自分の手で記録したいじゃないですか。後ろに下がれないような路地でも使える超広角に憧れます。
8. 7Dか5D Mark IIIがほしい
自分にとって、X2の足りないところはAF性能なのかなぁと思っています。フォーカスのマイクロアジャスト機能も気になります。しばらくすると、別にX2でも充分だなぁってなるんですけどね。
9. RAWとJPEGの明らかな差
カメラ内で生成したJPEGよりも、RAWで撮ってiPhotoの取り込み時に自動で行われるJPEG現像の方がはるかにきれいでした。恥ずかしながら、去年の夏までJPEGでしか撮ってませんでした。RAW撮りしたことない人は今すぐRAWで撮ってみるといいと思います。
10. 連写速度と連続撮影枚数について
スポーツ写真を撮るわけではないので、連写速度は遅くても問題ありませんでした。ただ、連続撮影枚数は3コマ以上連続できるといいと思いました。3コマ連写できるとAEB使うときに便利です。X2の場合RAWでも6コマまで連写できるので、最近の機種なら問題ないと思います。いずれにせよコンデジよりはずっと連写しやすいです。
11. 慣れないうちはTvやAvよりもPモードがいい
はっきり言って、慣れるまで絞りやシャッタースピードの調節は難しかったです。それで何度もシャッターチャンスを逃しました。シャッターチャンスを逃さないこととか、しっかりピントを合わせることとか、構図を考えて撮る方が大事だと思いました。Pモードにしておけばフラッシュを使うかどうか以外は自動で調整してくれるので楽です。
12. 構図の勉強しなきゃ!
というわけで偉そうにいろいろ語ってきましたが、自分もまだまだ勉強不足ということを日々実感しています。大学の同期やサークルの後輩の写真が美しくて、自分ももっといい写真を撮りたいなとやる気が出ます。構図もそうですが、カメラの設定や現像やモノクロ表現など、勉強しなきゃいけないことはたくさんあります。精進します。
13. 現像は予想以上に簡単
最近自分でパラメータをいじってRAW現像をするようになったのですが、Canonのカメラ付属の現像ソフト Digital Photo Professional (DPP) が使いやすく高機能でいい感じでした。 HDRや多重露光合成もできます。他の現像ソフトだと Adobe Lightroom や Apple Aperture などもありますが、DPPでも充分ですね。Lightroomはバージョン1のときに使い、最近バージョン4の体験版も使ってみましたが、これもなかなかよかったです。
14. ピンボケはどうにもならない
ピンボケしてたらせっかくの写真が台無しですね。ピンボケした写真を後から生成することはできてもピンボケを補正することはできないので、ここはバッチリ合わせないと後で辛いです。未調整のシグマの単焦点が前ピン気味で扱いが難しいです。
15. ブレた写真もどうにもならない
手ブレ、被写体ブレとありますが、これもなるべく抑えるようにしたいです。シャッタースピードを速くし、手ぶれ補正を利用し、三脚を使うなどの方法で抑えられます。
16. 表情を変えるのも無理
撮影現場で撮った表情は、レタッチじゃどうにもならないですよね。変顔も面白いけど…。ここがプロとアマチュアの違いなのかもしれない。
17. 後から構図を変えることはできない
上から撮ったものを下からあおる構図にするとか、正面から撮った写真を横から撮ったものにするとか、これもドラえもんに頼む以外に修正の余地はないです。
18. 光の当たり方を修正するのは (自分の技術では) 無理
影の形とか、全体に均一に光を当てるとか。撮影時に工夫するポイントですよね。光を操るのが上手な人は憧れです。
19. 白飛び黒潰れは復元できない
これも、色が無いところはどうしようもないということです。適正な露出で撮るようにしましょう。白飛び黒潰れしているかどうかは、ヒストグラムを見ればわかります。
20. 写真は楽しい
写真を撮るのって、なんでこんなに楽しいんでしょう。思い出を残したいから?きれいな写真で誰かを感動させたい?写真を通したコミュニケーションが楽しいから?もちろん他の理由もあるかもしれません。家に帰ったら、人に見せる写真を選んだり、現像するときも誰かの反応を想像しながら作業をする。撮るときとはまた違った面白さもありますね。これからもっと勉強して、写真がもっと楽しくなるといいなぁ。
20項目にもなってしまいましたが、最後まで読んで頂きありがとうございます。拙い文章ですが、この記事が読んでくださった方にとって少しでも有益な情報となれば幸いです。またカメラマンの先輩方、カメラ仲間の皆様におかれましては日頃からご指導ご鞭撻くださいましてありがとうございます。今後ともどうぞよろしくお願いします。
単焦点で撮った写真や、RAW現像をするようになってからの写真です。
その他の写真
2011年12月 渋谷にて ©しゅんたっく |
2011年12月 関東某所にて ©しゅんたっく |
2011年12月 自宅にて ©しゅんたっく |
2012年4月 大学にて ©しゅんたっく 現像:DPP |
2012年4月 昭和記念公園にて ©しゅんたっく 現像:DPP |
2012年4月 昭和記念公園にて ©しゅんたっく 現像:DPP |
2012年4月 都内某所にて ©しゅんたっく 現像:DPP |