2012年12月14日

就職活動中の学生に向かって偉そうに語ってみて気付いた話

会社説明会に内定者として参加して、就活のアドバイスなどした。

志望動機や就職を決めた理由など定番の質問をされた。あとで懇親会で、考えに筋が通っていて参考になったといってくれた方がいて、話した甲斐があった。

普段から意思決定や行動に理由付けをしておくのは大切だと思う。そうすることで行動に一貫性が出て、自分の軸ができる。


一通り終わった後には懇親会があり、ある学生に質問をされた。

「僕にはやりたいことがあり、新しい技術で新しいサービスを提供したい。すぐに実現できるようなものではないかもしれないが、そういったことを考えたり、調査したり、研究開発できるような部署はあるか。R&Dの部署があるが、そういうことはやっているのか。」

R&Dの部署ではそういうことをしていないので、やっていることを正直に説明した(少しかかわって知った範囲だけだけど)。そうすると、自分のやりたいことはどこでできるのか聞かれたので、

「アイディアは事業プランのコンテストをやっているから、それに応募すれば実現できるかもしれない。多くのアイディアはそこから生まれ、良いものはみんなで集まってさらにブラッシュアップして企画として練り上げ、サービスとして開発してリリースする。また、技術的に新しいことには技術者の興味でそれぞれ挑戦しているし、勉強会が開かれたり、実際にサービスにも取り入れられることがある。」

というような話をした。それからこういう話もして、

「もし技術的に難しいとしても、やりたいことなら自分で少しでもいいから動くもの(モックアップ)をつくって、それを見せたら認められて実現に近づくと思う。難しいからって挑戦しなければ、他の人や企業に先を越されちゃうかもしれない。やりたいなら、まず自分から挑戦しないと始まらない。」

というような話もして、そういえば自分にもやりたいことがあるのに、その実現のためにまだ何も取り組んでないって気付いた。

いろんなやらなきゃいけないことに押し潰されて、やりたいことが後回しになってる。早くつくらないと誰かに先にやられちゃう。自分がやらなきゃいつまでたっても実現しない。

自分のことは棚に上げて後輩に偉そうに話してたことに気付いてショックを受けた。やらなきゃ。