2012年12月16日

目標設定の段階的フレームワーク

photo credit: Stéfan cc

バイトでの目標を設定することになり、どんな風に目標を決めたらいいか考えています。先輩社員に頂いたアドバイス等も含めて自分なりに考えてみたので、ブログの記事としてアウトプットしてみます。

得たい成果を設定する

経営者でも従業員でも、成果を出すことが求められていると思います。もちろんそうではないところもあるとは思いますが、少なくとも自分は成果を出すことにこだわっています。なのでまずはどんな成果を得たいのかを決めることにしました。

例えば来月、「売り上げ1億円アップ」という成果を得たいとすれば、今月の売り上げを1億円上回ることが来月の目標になります。このために必要な要素を分解し、それぞれ一つずつこなしていきます。

成果を得るためにすべきことを確認する

自分の得たい成果を設定したら、それを達成するためにすべきこと (To Do) をリストアップします。先輩も言っていたのですが、このTo Doを目標にしてしまう人が少なからずいるようです。注意しなければならないのは、仕事をこなすのではなく、成果を得ることが重要だということです。そのために設定すべき目標は、やはり仕事をこなすことではなく、それを通して成果を得ることなのだと思います。

To Doをリストアップしたら、その中でどれが成果を達成する上で重要なものか、自分なりに仮説を立てて予想します。この予想が正しいかどうかは来月検証するとして、ひとまず重要な順に優先度を設定します。

これでひとまずは目標設定完了です。

何のための成果?

目標設定はこれでよさそうなんですが、もう少し考えなきゃいけないことがありそうです。つまり、何のために成果を得たいのかを考える必要がありそうです。

成果を得た先に得るものは、昇給・ボーナスなどの金銭的報酬と、信頼を得ることでより大きな仕事を任せてもらえるようになったり、社内で表彰されたり、やりがいを感じることができるなどの非金銭的報酬があると思います。何を得られるかは達成した成果や会社の状況や自分の立場等に応じて違うとは思いますが、成果に応じて適切な評価はしてほしいしされるべきです。

成果を出すことは重要ですが、本当に得たいものは成果ではなくその先にある報酬だと思います。成果を出し続けた先に栄光があるんだと思います。

挑戦と成長

他にも目標設定をする上で組み込みたいことがあります.

成果を出し続ける人を見ていると、自分の得意分野に集中し、そこで挑戦し続けることが必要なように思えます。そしてより大きな成果を得たいなら、自分自身も成長していくことが求められるようです。

よくいわれることだと思いますが、ちょっとしたことでも挑戦することが成長につながるんだと思います。これも目標設定に組み込めたらもっとよい目標設定になるんじゃないでしょうか。つまり、To Doをこなし、優先課題を解決し、成果を得る過程でどんな挑戦をするのかを考えておきます。目標の振り返りのときには、成果を達成できたかどうかに加えて、どんな挑戦をして、どう成長したかを振り返るとよさそうです。

まとめ

目標設定の段階的フレームワークというタイトルを付けましたが、挑戦し、成長し、より大きな成果を得て栄光をつかむというステップを想像して目標設定の段階的フレームワークと名付けてみました。

目標設定では以下の項目を意識するようにしようと思います。

  • どんな成果を得たいか
  • その成果を得るために何をすべきか (To Do)
  • 成果を得る過程でどんな挑戦をするか
  • 目標が達成できたらどんな報酬が得られるのか

また、短期的もしくは長期的な目標にかかわらず、目標が達成されたかどうかの確認・検証が必要になります。この場では、以下の項目を確認するよう意識したいと思います。

  • 目標は達成されたかどうか
    • もし達成した場合は、いつ頃に達成できていたか
    • また、達成の見込みが付いたのはいつ頃か
    • 目標の上方修正をしたかどうか
    • もし達成されなかった場合、達成度はどのくらいか
    • それはなぜか
  • どんな挑戦をし、どう成長したか
  • 成果は適切に評価されるか
  • 評価は報酬につながるか

いきなり全部をやるのは難しいかもしれませんが、やってみようと思います。

自分が目標設定をするために考えたことですが、もっといい方法や足りないことなどがあればコメントください。

最後に筆者の好きなプロシュート兄ィのセリフを引用してまとめます。
『成長しろ』!ペッシ
『成長』しなきゃあオレたちは「栄光」をつかめねえ
結局これが言いたかっただけでした。

2012年12月14日

就職活動中の学生に向かって偉そうに語ってみて気付いた話

会社説明会に内定者として参加して、就活のアドバイスなどした。

志望動機や就職を決めた理由など定番の質問をされた。あとで懇親会で、考えに筋が通っていて参考になったといってくれた方がいて、話した甲斐があった。

普段から意思決定や行動に理由付けをしておくのは大切だと思う。そうすることで行動に一貫性が出て、自分の軸ができる。


一通り終わった後には懇親会があり、ある学生に質問をされた。

「僕にはやりたいことがあり、新しい技術で新しいサービスを提供したい。すぐに実現できるようなものではないかもしれないが、そういったことを考えたり、調査したり、研究開発できるような部署はあるか。R&Dの部署があるが、そういうことはやっているのか。」

R&Dの部署ではそういうことをしていないので、やっていることを正直に説明した(少しかかわって知った範囲だけだけど)。そうすると、自分のやりたいことはどこでできるのか聞かれたので、

「アイディアは事業プランのコンテストをやっているから、それに応募すれば実現できるかもしれない。多くのアイディアはそこから生まれ、良いものはみんなで集まってさらにブラッシュアップして企画として練り上げ、サービスとして開発してリリースする。また、技術的に新しいことには技術者の興味でそれぞれ挑戦しているし、勉強会が開かれたり、実際にサービスにも取り入れられることがある。」

というような話をした。それからこういう話もして、

「もし技術的に難しいとしても、やりたいことなら自分で少しでもいいから動くもの(モックアップ)をつくって、それを見せたら認められて実現に近づくと思う。難しいからって挑戦しなければ、他の人や企業に先を越されちゃうかもしれない。やりたいなら、まず自分から挑戦しないと始まらない。」

というような話もして、そういえば自分にもやりたいことがあるのに、その実現のためにまだ何も取り組んでないって気付いた。

いろんなやらなきゃいけないことに押し潰されて、やりたいことが後回しになってる。早くつくらないと誰かに先にやられちゃう。自分がやらなきゃいつまでたっても実現しない。

自分のことは棚に上げて後輩に偉そうに話してたことに気付いてショックを受けた。やらなきゃ。